コーヒーで胃が荒れる原因とその解決方法

1.コーヒーで胃が荒れる原因

コーヒー豆にはさまざまな種類の酸や脂質が含まれています。このうち胃を荒らす原因は大きく3つあります。

1.クロロゲン酸

クロロゲン酸はコーヒーに含まれるポリフェノール(抗酸化物質)のひとつで、老化防止につながるなどの良い面もありますが、胃酸の分泌を促進するために、胃壁を刺激し、胃のむかつきや胃の荒れ、胃痛等の原因となります。

クロロゲン酸は、コーヒー豆を焙煎することで減少します。「深煎り」の苦いコーヒーが胃を荒らすように思われるがちですが、実は「浅煎り」のコーヒーのほうが胃を荒らします。また、クロロゲン酸の一部はクロロゲン酸ラクトンに変化しますが、これは多湿などの水分によってもとのクロロゲン酸に戻ってしまいます。


2.タンニン酸

タンニン酸(タンニン)は、緑茶、コーヒー、紅茶などに多く含まれる苦味(にがみ)成分です。これはタンニンが舌や口腔粘膜のたんぱく質と結合し、そのたんぱく質を変性させてしまうことによって感じるといわれています。タンニンのこの性質は、胃の粘膜を荒し、消化不良を起こして、人によっては、吐き気や下痢を起こす場合があります。

3.脂質などの酸化

コーヒーにはさまざまな脂質も含まれていますが、酸素に触れることで「過酸化脂質」という物質に変わります。この酸も胃の荒れ、胃痛等の原因となります。焙煎後に日数が経つとコーヒーが酸っぱくなるのはこれが原因です。粉は豆の状態よりも酸素に触れる面積が多くなるため、早い段階で酸化が進みます。

2.コーヒーで胃を荒らさない方法

 

コーヒーによる胃の不快感や荒れは、上記の原因を取り除くことで減らすことができます。

1.粉よりも豆で購入してその都度、挽いて飲む

 焙煎豆を挽いた粉の状態では、水分や酸素に触れる面積が増えるため、コーヒーが早く劣化(酸化)します。このため、豆の状態で購入し、その都度挽いてから飲むほうが、酸の影響が少なくなるとともに味や香りなと美味しく飲むことができます。

2.保存方法を工夫する

コーヒーの劣化を防ぐためには、湿気や酸素にふれる期間を短くすることが重要です。そのため、開封後は密閉した容器に入れて、2週間程度で飲む場合は冷蔵庫、1か月保存する場合は冷凍庫に入れるなど保存方法を工夫することが大切です。

3.食後飲む、ミルクを入れて飲む

空腹時にコーヒーを飲むと、コーヒーに含まれる酸が直接胃を刺激します。このため食後に飲む、ミルク(中性に近い)を入れて飲むといった方法保は効果的です。

4.タイラーズコーヒーを飲む

胃を荒らす原因となるクロロゲン酸やタンニン酸等をコーヒー豆から減らすことができれば、胃のむかつきや胃の荒れ、胃痛等を防ぐことができます。
「タイラーズコーヒー」は、世界で初めて焙煎方法により胃を荒らす酸を減らすことに成功した米国生まれのコーヒーです。焙煎度合いは「中煎り」で酸味と苦味のバランスを保ちながら、後に残る苦味や渋味等がなく、マイルドでスッキリした味わいです。ぜひ一度お試しください。→ タイラーズコーヒージャパン公式サイトへ